古代ギリシャの時代から、皮膚疾患に効くといわれていたプロポリス。
それから数千年たった現在でも、プロポリスは皮膚へ効果があるとして用いられています。
この記事では、プロポリスの皮膚への影響について考察します。
プロポリスは、植物の樹液をメインにして、ミツバチが巣の抗菌のために作る物質です。
プロポリスには非常に強い抗菌作用があり、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、ミツバチの巣を清潔に保つ働きがあります。
この働きを活かし、人類ははるか数千年も昔からプロポリスを外用薬として使用していました。
プロポリスは切り傷や打撲などの傷あとを早く治す効果があるといわれています。
プロポリスの抗菌作用のおかげで、雑菌の繁殖を防ぎ、傷が早く塞がると考えられます。
もともとプロポリスの原料の樹液は、木が傷ついた部分を守り早く治そうとして分泌するものですから、このような作用があるのも納得できます。
プロポリスの強い殺菌性は、皮膚病にも効果があるといえます。
水虫やカンジダなどは皮膚に菌が繁殖して起こる病気です。
プロポリスの抗ウイルス・抗菌作用により、感染を予防することができると期待できます。
仮に感染してしまっても、プロポリスの効果により病原菌の繁殖を抑えることができれば、発症や重症化を防ぐことができると考えられます。
アトピーやニキビなどの皮膚のトラブルにもプロポリスは効果があると考えられます。
プロポリスの抗炎症作用や抗腫瘍作用により、症状の緩和が期待できる上、皮膚の状態を清潔に保ってくれます。
肌荒れにも効果が期待できます。
プロポリスには、抗酸化作用のあるフラボノイドという成分が何種類も含まれています。
これにより、老化の原因物質である活性酸素の生成を抑え、シミやシワ、たるみを予防することができます。
いつまでも若々しい肌をキープしたいなら、抗酸化作用の強いレッドプロポリスもおすすめです。
プロポリスは飲んでも効果がありますが、効率よく皮膚へ届けるためには直接塗るのがおすすめです。
プロポリス入りの軟膏やクリームを購入してもいいですし、自分でプロポリス原液を薄めて使うのもおすすめです。
ただしプロポリス原液は非常に強いものなので、1~数パーセント程度の薄さにして、異常がでないか確かめながら少しずつ使用していきましょう。
プロポリスは、傷を早く治したり、皮膚病を予防したり、アトピーやニキビの改善、アンチエイジングなどの効果があります。
飲用することでも効果は期待できますが、肌に塗ってつかうのもおすすめです。
プロポリスが刺激にならないように、薄めて様子を見ながら使用するようにしましょう。