プロポリスは通常黒褐色をしています。
ブラジル産のグリーンプロポリスという緑色の特別なプロポリスもありますが、今回ご紹介するのは赤く輝くレッド・プロポリスです。
美しいレッド・プロポリスの特徴、成分や効果をご紹介します。
プロポリスは、植物の樹脂や新芽をミツバチが集め、自身の唾液や酵素と混ぜて作り出すものです。
ミツバチはプロポリスを巣の抗菌剤としても利用しており、プロポリスの強い殺菌作用によりミツバチの巣は清潔な状態をキープできます。
普通のプロポリスは黒い褐色をしていますが、起源植物によっては緑や赤のプロポリスができます。
黒以外のプロポリスは非常に貴重なものですが、特に赤のレッド・プロポリスは生産量が少なく、存在すらあまり知られていません。
レッド・プロポリスの原料となる植物は、マンゲ・ヴェルメーリョやアロエイラ、マサランドゥーバ、バルバティモン・ヴェルダデイロなどの植物です。
日本ではほとんど見かけない植物で、ブラジルの北東部沿岸の密林地帯に生育しています。
これらの植物は、樹液が酸化すると赤くなるという特徴があります。
つまり、レッド・プロポリスは樹液が赤い植物から作られているため、赤い色になるのです。
レッド・プロポリスの起源植物は、どれも現地では薬草として民間療法に使われていたようです。
薬効性のある植物から出来たプロポリスは、その分効果も高いと考えられます。
フラボノイドはプロポリスの目玉成分のひとつで、ポリフェノールのカテゴリに分けられます。
フラボノイドは高い抗酸化作用やアンチエイジング作用がある栄養素です。
植物は自ら動くことができないため、常に日の光にされされています。
すると、紫外線によって活性酸素によるダメージを受けてしまいます。
この活性酸素から細胞を守るために、植物は自ら抗酸化作用を持つフラボノイドを作りだします。
豊富なフラボノイドのおかげで、レッド・プロポリスには生活習慣病の予防や美肌、疲労回復など様々な効果が期待できます。
レッド・プロポリスには非常に多くのプロポリスが含まれています。
その中でも特に有名なものや、より健康効果のあるものをいくつか紹介します。
アントシアニンは植物に含まれる青~赤紫色の色素成分です。
ブルーベリーに多く含まれていることで有名です。
アントシアニンの効果で最も知られているのは眼精疲労に効くことでしょう。
アントシアニンは視覚機能を改善したり、眼病を予防したりする効果を持っています。
イソフラボンは大豆や葛などのマメ科の植物に多く含まれるフラボノイドです。
イソフラボンは体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをします。
エストロゲンにはコレステロールや血圧を調整したり、血糖値の上昇を抑えたりする働きがあります。
さらには、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進して肌のハリや潤いを保つ働きがあります。
イソフラボン摂取はエストロゲンを疑似的に摂取することになるため、これらのエストロゲンの作用を促進させる効果があります。
カテキンは主に緑茶に多く含まれている成分です。
緑茶の渋みや苦みのもとになっています。
カテキンは非常に強い抗酸化作用をもつことで有名ですが、なんとレッド・プロポリスには緑茶の650倍ものカテキンが含まれているといわれています。
レッド・プロポリスは起源植物や採取場所が限られており、ブラジルのごく一部の地域でしか採ることができません。
あまりに貴重なため存在自体が知られておらず、ニーズも少ないためこれまでは生産も多くなかったと考えられます。
しかし、近年ではその栄養価の高さやプレミア感などで注目を集めています。
レッド・プロポリスは値段も高価で、一般的なプロポリスより高値なのはもちろん、高級品であるグリーンプロポリスより値が張ることもあります。
今後、レッド・プロポリスの人気が高まるにつれ生産量も増え、より入手しやすくなることを期待しましょう。
レッド・プロポリスは、特別な植物から作り出される赤色のプロポリス。
見た目の美しさだけでなく、抗酸化作用にも優れているレッド・プロポリスは希少で価値ある存在です。
アンチエイジングや健康維持を狙うなら、このレッド・プロポリスがおすすめです。